最近好きな音楽・漫画など
2018年も半分終わったっぽい。凄い勢いで日々が過ぎていく。去年は区切りだなんだって記事を書いていたのに、今年はそんな余裕すらない。何が平成最後の夏だよ、あっという間に終わるわ!
久々に、家にいるのに「帰りたい」と無意識に独り言をつぶやくようになり、ため息には小さく声が混ざるようになった。正直だいぶ疲弊している。オエ〜。そんな毎日の中、音楽や漫画にめっぽう疎くなった自分が珍しくまあまあ摂取しているので、メモとして感想を。
最近はまた台風クラブをよく聴いている。
二曲目のギターのaztec camera感に気付いた時、たまらない気持ちになる!何度も聴いてるとアウトロのギターが楽しみで仕方なくなって心地いい。かっこ悪いバンドだと思っていたのに、よくよく聴いたらギターのセンス抜群!超絶かっこいい!!
吉田に目が行きがちなトリプルファイヤーのギターがイケてることや、ギター弾けるようになってからジュディマリのTAKUYAのギターが超絶テクなことに気付いたときのような感動が聴くたびあって、ここ最近は毎日聴いてる。
私は真正面からいろんなことを受け止め過ぎてなかなか肩の力を抜けない悪い癖があるんだけど、だからPAVEMENTとかこんなへろへろした曲が好きなのだろうか…
あと、一番良かったのがこれ。言わずもがな!
聴いていてこんな気持ちになったのはYuckの1st以来かも。赤いジャガー弾いてる10代のあどけないオルタナ女子が一生懸命ソングライティングしてるってだけでもう優勝だなあ。音楽性もひっくるめて、THE こんな女子になりたかった像がまんまそこにあることに震えた。その証拠に私のギターはわざわざのジャズマスター(しかもサンバースト…)。ギター、まじで本気で嫌いだったけど…。とにかく、彼女は1人でやってる感じがするのも、かっこいい。
久しぶりにバンドをやっていた時のことを思い出す。snail mailを聴くたび、とても懐かしい気持ちになる。来日して関西でライブをしてくれることを祈るばかり。
あとは漫画。どれもネタバレ感想なので、お気をつけて。メモ程度で、レビューというほどのものでもありませんが。
※以下ネタバレ感想注意
こんなにも涙がボロボロ溢れ出てくる漫画は久しぶりだった。
何よりこの漫画の、月野が水谷の夢を叶えるクライマックスが息を呑むほど美しい。レンタルで読んだけど、返却まで毎日読んで毎日泣いていた。
いいライブ見た後や、美味しいものを食べた後や、一緒に辛いことから乗り越えた後、そういう特別な時間に、以前から仲良い人とうんと深く分かり合うような会話をしたなと思う時がある。クライマックスのシーンを読みながら、そういう貴重な時間を追体験している気持ちになって、「ああ、私この時間知ってる」と、愛おしさからボロボロと泣けて仕方なかった。人生にそう何回もない、相手との絶妙な距離感や微妙なバランスですべてが成り立つ、愛おしい時間のことだ。
「俺はこれさえあれば特別になれる」と超能力を練習していた月野に対する水谷のアンサーが「人を特別にするのは人の心だよ」というのが深く刺さった。力や才能だけが人の魅力に直結しないことを知るのに、人はとても時間がかかる。私だってそうだ、自分の周りには才能ある人があまりにもたくさんいたから。その話は、また今度。
友人が、「これ読んだ後にミツメのエスパー聴くとやばいよ」と言っていたけれど、本当にヤバかった。しばらくは物語を辿るように聴き続けた。
アラサー枠はこれ。
web上に嫌ってほどでてくるこの漫画の広告のせいで、読む前からエロ漫画と決めつけていたのだけれど。(凪の彼氏「えーこいつ、くるくる天パなのに俺のために早起きしてストレートにしてんの?!まじかわいいんスけど…」ってやつ。死ぬほど見かけた。)
周りの評価がすこぶる良くて、まずは一巻を読んだところだけど、これもまた、泣いたー!アラサーの女の子が仕事を辞め彼氏と別れ、まっさらからやり直す…というお決まりのお話ではあるのですが。
同じような経験のある人はぜひ手にとってほしい。私もある種凪みたいな状態になって、一から変わる努力をして今があるので、とにかく共感の嵐!強面のスーパーのおばちゃんが優しかったこと、隣の部屋の刺青のお兄さんに話しかけることができたこと、それらを「昔の私ならこの景色は見れなかった」と思う凪。わかる、わかる、わかるよ!全く同じこと思ってた!!
一度全部手放してしまうと、目線がうんと下がって、なんでもないことが驚くほど輝きを放つ。最近自分のこのブログを読み返しながら、例えば「誘いを断れるようになったこと」、少しハードル高めだと「平賀さち枝のライブMCの際に手を挙げて質問できたとき」なんか、まさに凪と同じこと思ってたなあ。さっちゃんに、質問してくれてアリガトって言われて、嬉しかった。
あとは今、今更AKIRAにハマっており、そのうち大友克洋云々言い出すのが目に見えている。絵が上手すぎ&センスありすぎて、アクションシーンに興味のない私が興奮して読んでいる。劇場版より漫画の方がうんと面白かった。
映画「犬が島」を観に行ったときも思ったけど、私は日本人として絶対通っておくべき作品に疎い。弟との共通認識としてその焦りがあり、スタンプラリーの用紙を埋めていくように、漫画や映画を観ている。ここ数年で読んだジョジョ、スラムダンク、ドラゴンボール、果てはよしもと新喜劇なんかがそうだ。毎日新喜劇を動画で観て爆笑して、実際に祇園花月に見に行った時は、丁寧に作品に触れて無事大笑いできたという達成感があった。
そういう視点で弟と2人でTSUTAYAに漫画レンタルに行く。今回はその一環としてAKIRAをレンタルした訳である。
正直三国志もそう。漫画「監獄学園」の三国志ネタの時、なんで絵があんなかわいい顔になるの?て思ってたけど、横山三国志の顔になってたことにも最近気づいて、「ほらやっぱいろんなの読んどいた方がネタがわかってめっちゃ楽しいよね!」とさらに弟と私の気が引き締まったのだった。
映画にはそもそもあまり興味がないので頑張る気はないんだけど、弟との直近の目標は「7人の侍を観ること」です。いつ達成されるやら。
せっかくの夏グルメ楽しみたいから、はやく食道炎治らないかなー。ビール飲めない野球観戦には慣れたけど、やっぱりはやく飲みたーい。