日記(2018.11.15)

最近あったこと。

 

ボロフェスタに行った。

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大学生の頃スタッフをしていて、その名残と思い入れで毎年通っている。ここに来るとたくさんの友達に会えるから。と言いつつも、みんな社会人になったり転勤したり結婚したりして、会える人もどんどん少なくなった。それでもやっぱり私にとってはここがすべての起点だ。2011年のフジロックに三日間行ったあと、スタッフになることを決めた。

 

今や自分の代名詞とも言える京都だけど、昔は京都が嫌いだった。内輪っぽくて、よそ者を寄せ付けない感じがしていたから。私の通っていた京都の大学の音楽サークルもそんな感じで、怖くてずっと幽霊部員だった。みんなくるりを聴いてたけど、くるりが纏う少しヒネた京都っぽさなんか、最初はとても苦手だった。

 

でも急に京都が楽しくなったのは、皮肉にもボロフェスタやらで、その内っ側に飛び込み、すっかり自分も馴染んだからだ。案外ややこしいと思っていたものや羨ましいものも自分次第で急にカンタンになったりすることを学んだ。普通の生活をしていたら出会えないような変わった友達にたくさん会えた。

 

ずっとボロフェスタに通ってるとわかることもある。京都メトロで夜遊びしていた頃、彗星の如く現れたホームカミングスが、どんどん大きなステージで演奏するようになって、去年だったか、一昨年だったか、メインステージの大きなステンドグラスの前で演奏していた時は「遂にここまで」と、あまりに感動して涙が出た。

 

地域密着型フェスだからこそ、今年はどのステージで演奏するのか、そういう目線でも京都のバンドの成長を毎年感じられる。モグラさんの愛がだだ漏れだ。京都の音楽の今を全力で体感できる、そういう面白さがある。

 

タイムテーブルや日割りにも全部意味があるのを感じているし、どこにも書いてない運営側の行間に気付いた時、「私、京都にいるんだ!!」と胸が熱くなる。ライブハウスに行くことも減り、今年はその感度も鈍ったなと思ったけれど、台風クラブのライブでは信じられないくらい興奮して、頭がおかしくなりそうだった。

 

Green dayのBasket Caseのカバー、やばかったな。台風銀座では頭がちぎれるんじゃないかと思うくらい踊った。ダサくてかっこ悪くて、めちゃくちゃかっこよかった。今更こんなこと言うの恥ずかしいけれど、音楽が好きでよかったなと心底思った。それを確認しにここに毎年来ているのかもしれない。この二日間、何度泣いただろう。

オウガの動物的/人間的も凄まじかった…。これは1日目だったけど、終わって即友達と四条のHUBまで行って、日本シリーズ第1戦目を観戦したのも良い思い出。カープ、大好きだ!!てんこもりの二日間だった。

 

その他、毎日をなんとかやり過ごして生きている日々。今日街を散歩して、紅葉に驚いた。紅葉なんてあと1ヶ月くらい先のことだと思ってた。外に目をやる気力がない!気持ちが付いていかず、体調は、毎日すこぶる悪い!笑

 

そんな中、フィジカルとメンタルがマジ強の一人スラムダンクみたいな彼氏の安定感と優しさに本当に救われている。サブカルババアの私がジム通いしているような男と付き合うステージがあるなんて想定外すぎるのだけど、とても楽しい。私が何事も迷い唸りながら答えを出すのに対し「これでいいじゃん」と、めちゃくちゃ単純明快な答えを提示してくれるのが本当にありがたい。急に肩の力が抜ける。人に甘えられるのは気が楽だ。

人生なんか想定外だらけで、何もつまずかなかった場合の最短ルート歩くなんて無理だ。ネットに載ってるのは人生の最短ルートばかりで、本当にみんなこんな人生なんか?と不思議に思う。

私も躓いたときに、一人で歩いていける力こそ生きていく術なんだと思っていた。私は長女気質だし、もちろん今もそう思ってるけど、それよりも「なんとかなるよ」と思える力の方がずっと大切なんじゃないかと今は思う。私にとっては、それこそとても難しいことだったから。

そうやって、来年はちょっと今までとは違う選択を取ってみたいな。