日記(2019.4.24)

もうすぐ10連休。つまり、少し早いとはいえ、新しい職場で働いて1か月ほど。都会のビジネス街で働けるのが嬉しい。天気のいい日の、ビルの間から見える青い空がとても好きだ。それだけで、ここに来た意味があると思う。

今の職場にいて、仕事に関する固定概念がみるみる崩れていくのがわかる。新しい職場は、ベンチャーでばかり働いてきた私からすると、真逆の固い世界にいるので、驚きの連続だ。ここは完全なる年功序列制の縦社会なので、競争がない。となると、何が生まれるのかというと、おおらかで優しい人間、なのだった。目からウロコ!社員は皆、本当に本当に良い人揃いだ。仕事は自分の成長のために苦しくないといけないとか、日本人はつい思ってしまいがちだけれど、そんな風に突き詰めなくても、ぼちぼちのスタンスで自分が役に立って感謝される仕事は世の中にはちゃんと存在している。思いつめなくたっていいのだ。まあ、悪い面としては、昭和気質が残っていて、年功序列ゆえにあまり頼りにならない感じの管理職が生まれることや、古臭いセクハラ発言があることがあげられるが、そういった人々も総じておおらかなことに変わりはないので、自分が仕事をする上ではあまり問題がない。

仕事に関して思い詰める必要がない分、長期の休みがなかったり、有給が少なかったり、今の仕事に関して困ることは結構あるのだけれど、就活ですべての理想が叶うわけがないのだと痛感して割り切れるようになった。人生は足し算と引き算。全部いいなんて、絶対にないから、これでトントンなのだろう。休みがたくさんあっても、精神的に苦しい方が嫌だなと思う。

思い悩む部分としては、私の部署には事務職の女の子が10人いて、毎日一緒にごはんを食べたりしなければならないこと。正直かなり疲れる。いや、かなりなんてもんじゃない。私は大所帯の女子のグループが、昔から死ぬほど苦手だ。新卒の就活のときも、グループ面接が終わった後の帰り道で毎回「私コンビニに寄るのでここで…」とさっさと抜けていたが、同じ技を今の職場でも使っている。みんな、めちゃくちゃ優しくて本当にいい子たちなのだけれど、グループになった瞬間とてもしんどい。

少し前のしいたけ占いで「みずがめ座はみんなと仲良くしたいところもあるけれど、集団生活にはどっぷり入らないで、なるべく自分だけ自由にできるポジションを確保しておきたい気持ちがある。なぜかというと、周りに巻き込まれる形になるのがすごく苦手だから」と書いていて、自分は完全にコレだと思った。グループに男がいると全くこんな気持ちにはならないのだけれど、きらきらした女だけってのがかなりキツイ。私はコミュ力がない方ではないし、知らない人ばかりのところに入れられてもまあまあ喋れるほうだけれど、女の集団に対して相槌を打ち続けるのはだいぶ苦手だ。

結局しんどいが勝って、週に3度はデスクや外で食べているけれど、それもなんだか申し訳なくて気になる。はやくなんも気にならなくなったり、あの人は一人でランチ食べたい人だから、という枠に入りたい。今心身の疲労はほとんどここに突き詰められていて、困っている。仕事は結構楽しいのにな。自分が楽な方に簡単に舵を切れるほど、周りの目を気にせずに決断できる性格でもないのが悲しい。ただ、結局問題には自分で足を踏み入れて解決していくしかないので、週2でも挑戦している自分はえらいなあとできるだけ褒めるようにしている。結局は周りが悪いというより、自分の受け取り方の問題なのだと、自分でもちゃんと理解はしているのだ。いろんなことがうまくまわるようになる日が、いつかきっとくる。それも、嫌というほど知っている。

 

そういえば、最近探していた本をkindleで買って、その便利さにとても驚いた。私は漫画が好きなので、絶対に紙!!と貫いてきたけれど、そうも言えなくなってきた。絶版で手に入らない本が読める喜び、いつでも読める気楽さ、付箋の機能などなど。ちょっと家の本棚には置きづらいなと買うのを躊躇していた本も置かなくて済んだし、自分が想像していた利便性の高さとは別の付加価値がかなりあった。結局は使ってみないと良さなんてわからないものだなと思った。

先週はコーチェラの配信をiphoneからテレビに飛ばして見た。 BLACKPINK優勝って感じだったな。あの体型を維持するためにリサはほとんど食べ物を食べないと聞いて、一応同じ人間なのだと知って感動した。たまに、食べても食べても太らない人いるじゃん。そうじゃなくてよかった。素材の圧倒的な差はあれど、国宝級の美人も努力の上に成り立っているのだと知ると安心する。あとはビリーアイリッシュ、もし10代のときに出会ってたら、どんなに夢中になっていただろうと思う。ちょーかっこいい。