日記(2018.10.21)

急に寒くなった。年末が近づいてるんだなと思う。知らない間に時間が過ぎていく。10月という数字に全く重みを感じない。「あ、そう」程度のことで、今年の自分はこんな感じか、と思う。きっと、バラエティ番組見た後つけっぱなしにしたテレビが、気がついたらドラマやってるみたいな感じで、年を跨いでる。
ぶっちゃけ体感では今、季節感無視したら8月くらい。今年は早過ぎるんだよ。

 

最近好きなやつ。

 

平成

平成

 

 

平成/折坂悠太

誰と会ってもこの人の話になりがちだなあ。独特の言語感覚やリズムがクセになる。経歴からいろんな国の音楽から影響を受けているのが顕著なのに、歌詞に使われている日本語があまりに美しくて、音と言葉のギャップが絶妙で気持ちいい。

坂道や逢引のポップチューンばかり聴いていたけれど、今は最後の二曲の畳み掛け方が好きすぎて、「さびしさ」と「光」ばかり聴いている。特に光!

このゲートをくぐる時 振り向けど
私が居たことを 誰も知らず
眠りつくは 持て余す暗闇を
あなたと抱きしめた そんなことも

とある街での、恋人だけが自分のことを知るような二人の生活を思い出す曲なのかなと思う。
なんとなく自分は、「ねむれよ ねむれよ」の部分を、折坂悠太の独特の言語センスだとして通り過ぎることができない。もし当時の恋人と自分にしかわからない、二人が使い古した言葉だったら…と想像すると急に胸が締め付けられてしまう…。

夢は「覚めて」それからさらに数年経って、「冷めて」しまった今みたいな、こういう歌詞の持っていき方、初恋の嵐の「真夏の夜の事」みたいだなと思った。「想像のストーリー などではない」という別れの現実にやっと向き合った部分、とてつもなく切ない。

初恋の嵐 - 真夏の夜の事 - YouTube

まあしかし、折坂くん自身が平成の歌詞は私小説だとたしかインタビューで言っていたけれど、よく出来過ぎていて、聴けば聴くほど想像力が掻き立てられる。

 

あとは近況報告として、snail mailのライブ行った。

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来日公演なんか滅多に行かなくなったので、久々で新鮮だった。ホットヨガ始めて1年経ち、近頃は寝る前も自主的にヨガ始めた。カープが日シリ進出で気分がいい。などなど。

その他、向き合わないといけないことをそれなりにして、頑張らなくても進んでいく一部の物事に心底安心する。動く歩道に乗ってるみたいだ。他人の意見を尊重しすぎるきらいのある自分は、適当な人といるとこんなに楽チンなのかと思う。一人より二人の方が身軽な感覚は初めてで、とても楽しい。

 

んじゃまた