【7/29(土)】FUJI ROCK FESTIVAL2017 2日目

「こんな過酷なフェス、もう絶対行かねー!!」と思ってから、6年ぶりのフジロック。想像の何倍も楽しい時間だった。特に土曜なんか雨がきつくてゴアテックスでも若干染みてくる程だったけれど、そんな中の待ち時間ですら楽しかったし、特別良かったなあと思うアクトは、どれも友達の顔と一緒に浮かんでくる。道中から、思い出がたくさんできたフェスだった。この日会えたいつもの友達、初めての友達には感謝でいっぱいです。

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今年のフジロックには特別な想いがあった。

フジロックに行くことは去年からの私の目標だった。去年体調を崩して以来、タイコクラブに行くことも、広島のマツダスタジアムに行くことも、ハイキングに行くことも、楽しみであると同時にすべてが挑戦で、その一番先にあったのがフジロック。だから、去年「もうこんな体じゃ一生フジには行けないかも」と思ってわんわん悔し泣きした自分に、どうしても「行けたじゃん!」と言ってあげたかった。
でも、楽しすぎて、そんなこと帰路につくまで一度も考えなかったな。無事に飲みまくりーの踊りまくりーので意識せずとも目標達成、帰宅してから私は今抜け殻のようだ。ただ、心も体も尋常じゃないほど大きなバージョンアップが行われたことを痛感している。フジから帰ってきてから、悩み事が急に小さく見えたりする。この一年で私が得たものの大きさは、言葉にできないほど大きい。よっ、行けたじゃん!私!

自分を甘やかすことは、自分を大事にすることだ。何も悪いことじゃなかった。何するのも命懸けで、泣いてばっかりだったけど、一年かけて私はとても強くなって帰ってきた。人生に休息期間があるとすれば、私はこの一年がそうだったんだと思う。もう自分の体だけでいろんなことを背負うのはやめた。

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私は7/29(土)、7/30(日)の後二日間参加でした。
7/29は、まず平賀さち枝とホームカミングス。木道亭が混みすぎてて結局ほとんど観れなかった。来年から木道亭は要注意、メモメモ。AVARANCHESはちゃんと来てくれてよかったな~。友達と、雨の中一番踊れた。ビジュアルがまた最高、念願のSince I Left You、楽しすぎる!

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CORNERIUSは数曲聴いてから、入場規制必至のオザケンへ移動。新譜ももちろん良かったけど、Point Of View Pointを聴いて本当にコーネリアスなんだ~という気持ちに。NEW MUSIC MACHINEやってたら早めのオザケンへの移動にちょっと後悔してたかもしれないけど、やってなかったので安心した。


そしてオザケン。私はみんな程オザケンが好きな訳ではないし、特に世代でもないから青春時代の思い入れもないんだけれど、ホワイトがただならぬ熱気に溢れていてびっくりした。既に超満員、もう少し遅かったらホワイトに入れていなかったかも…。友達と一曲目の予想をしてたけど全部外れて、まさかの今夜はブギーバック!しかもスチャダラパー来てる!!昨日のスチャダラにオザケンが飛び入り参加することをみんな予想してたみたいだけど、逆だったとは。歌詞の映像が流れていたので、観客全員でカラオケ状態。楽しかったし、横で感動して泣いてる友達や、「新曲が9月に出ます」というMCを聞いて「ッッッシャー!!」と声を出しながらぎゅっと小さな体を縮めてガッツポーズをしている女の人を見て、みんな今にも溢れそうな想いを持ってオザケンを見ているのが感じられてドキドキした。その空気感は間違いなくフジ三日間の中でも特別なものだったし、この空間にいれたことはとても貴重だなと思う。あまりに歌声が美しくて、ライブを観る前よりも、オザケンのことが好きになった。


次のLCDは楽しみにしていたけれど、雨がめちゃくちゃ降ってきたので、仕方なく避難。うわ~いてればよかった~と思うようなセットリストだったけれど、ホワイトからグリーンへ家畜のように誘導されている自分たちをギャーギャー俯瞰して見ているのも楽しかったので、まあよしとしまして。見たいアーティストがちゃんと見れない、それも自然の力と残りの体力に左右されるフジロックの醍醐味だ。(と思うしかないよなあ)


この日のベストアクトは、Coccoだったかなあ。
びっくりするようなセットリスト!「本当に今2017年かよ!」と声を上げてしまうほど!新曲が少し入っているとはいえ、ほとんど16年前に出たベスト盤のようなセットリスト…攻めすぎだぞこっこ!!!

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1.けもの道
2.カウントダウン
3.強く儚い者たち
4.Raining
5.樹海の糸
6.絹ずれ ~島言葉~
7.音速パンチ
8.ジュゴンの見える丘
9.焼け野が原
10.Way Out
11.有終の美


けもの道から樹海の糸までの流れなんて、昔こっこを聴いていた人にとって震えるよう。しかも天気は雨。「この天気でRainning聴けたらやばいなあ」なんて思っていたら、本当にやってくれたからびっくりした。雨に打たれながらのRainning、これ以上のロケーション、なかなかないでしょ!
ヒット曲に関しては、ほとんどソラで歌える。中学、高校生のとき、カラオケでcocco歌いたくて、一生懸命覚えたことを思い出したり、coccoを聴きながら通った通学途中の道のりや当時のcoccoの曲のイメージ映像が頭に流れてきて、10年以上昔に引き戻されたみたい。一緒にフジに来た友達と一緒に、思わず歌ってしまった。
ついで程度に見たはずのcoccoがこの日一番印象的なアクトでした。でも一人だったらそこまでだったかな。だってcoccoの歌声がどうだったとか、そういう記憶はあんまりないから。友達と一緒に観れてとても嬉しかった。めちゃくちゃ笑った、あはは、coccoなのに!

 

続きの7/30はまた後日。